【2026年最新】賃貸の人気設備ランキング|失敗しないポイントを企業向けに解説

「人気の設備は一通り入れた。エアコンも、室内洗濯機置き場も、オートロックも揃えた。それでも、同じ家賃帯の競合と差がつかない」。資材費・工事費が高騰するなか、家賃も上げられず、設備投資の次の一手に悩むデベロッパー様・賃貸管理会社様のこのようなお声を多く頂きます。

人気設備という「土台」を入れただけでは差別化は難しく、入居者様が本当に求めているのは「設備の数」ではなく「その設備で得られる暮らしの質」です。

本記事では、最新調査をもとにした人気設備ランキングを単身者向け・ファミリー向けに分けて紹介したうえで、設備選定で失敗しないためのポイントまでを、開発・管理のご担当者様向けに整理します。

▼この記事でわかること

・最新の賃貸人気設備ランキング(単身者向け・ファミリー向けのトップ10)

・入居者様から「あると嬉しい」と評価されるスマートホーム関連設備

・人気設備の裏にある入居者心理と、設備選定で失敗しないためのポイント

・賃貸物件にスマートホーム設備を導入した具体的な事例

「HOMETACT(ホームタクト)」は、三菱地所グループが総合デベロッパーとしての知見を活かして開発した、デベロッパー様・賃貸管理会社様向けの総合スマートホームサービスです。物件開発・運用の知見を背景に、小規模アパートから大規模マンションまで幅広い物件で導入されています。

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【2026年最新】賃貸物件の人気設備ランキング

まずは、入居者様から実際に支持されている設備を、単身者向け・ファミリー向けに分けてランキング形式で確認します。ここで紹介するランキングは、全国の不動産会社520社へのアンケート調査をもとにした全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2025」を参考にしています。

▼この章で紹介するランキング

・単身者向け物件で人気の設備ランキング

・ファミリー向け物件で人気の設備ランキング

まずは全体像として、単身者向け・ファミリー向けそれぞれの「この設備がなければ入居が決まらない」必須設備のトップ10を、以下にまとめました。詳細は各項目で解説します。

区分

単身者向け 必須設備

ファミリー向け 必須設備

1位

エアコン

エアコン

2位

室内洗濯機置き場

TVモニター付きインターホン

3位

TVモニター付きインターホン

室内洗濯機置き場

4位

インターネット無料

独立洗面台

5位

温水洗浄便座

温水洗浄便座

6位

独立洗面台

追い炊き機能

7位

宅配ボックス

インターネット無料

8位

エントランスのオートロック

エントランスのオートロック

9位

シングルレバー水栓(NEW)

システムキッチン

10位

備付照明

宅配ボックス

※ランキングは全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2025」の傾向を整理したものです。調査年や地域により順位は変動します。

単身者向け物件で人気の設備ランキング

単身者向け物件では、「この設備がなければ入居が決まらない」必須設備として、エアコンが単身者・ファミリー双方で1位を獲得しています。猛暑が全国的に常態化する中で、エアコンは「あって当然」の設備として完全に定着しました。

一方、「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」付加価値設備の部門では、単身者向けの1位に高速インターネット(1Gbps以上)無料がランクインしました。テレワークやオンラインゲームの普及により、通信速度を重視する入居者様が増えていることが背景にあります。続くエントランスのオートロックや宅配ボックスも、防犯意識の高まりや再配達削減のニーズを反映し、根強い人気を保っています。

単身者向けの人気設備トップ10は、以下のとおりです。

区分

必須設備(なければ決まらない)

付加価値設備(家賃UPにつながる)

1位

エアコン

高速インターネット(1Gbps以上)無料

2位

室内洗濯機置き場

エントランスのオートロック

3位

TVモニター付きインターホン

インターネット無料

4位

インターネット無料

宅配ボックス

5位

温水洗浄便座

独立洗面台

6位

独立洗面台

浴室換気乾燥機

7位

宅配ボックス

ガレージ

8位

エントランスのオートロック

24時間利用可能ごみ置き場(NEW)

9位

シングルレバー水栓(NEW)

都市ガス(NEW)

10位

備付照明

エアコン(NEW)

出典:全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2025」(記事末に再掲)

ファミリー向け物件で人気の設備ランキング

ファミリー向け物件でも、必須設備の1位はエアコンです。世帯人数が多いため、各部屋への設置ニーズが高く、単身者向け以上に「設置されていて当然」という意識が浸透しています。続いてTVモニター付きインターホン、室内洗濯機置き場が上位を占め、入居者様のニーズが固定化していることが伺えます

付加価値設備の部門では、ファミリー向けでエントランスのオートロックが1位、高速インターネット(1Gbps以上)無料が2位にランクインしました。子育て世帯にとって、防犯性の高さと安定した通信環境は物件選びの大きな決め手となっています。宅配ボックスや追い炊き機能、システムキッチンも上位に入り、共働き世帯や家事の負担軽減を重視する世帯のニーズが反映されています。

ファミリー向けの人気設備トップ10は、以下のとおりです。

区分

必須設備(なければ決まらない)

付加価値設備(家賃UPにつながる)

1位

エアコン

エントランスのオートロック

2位

TVモニター付きインターホン

高速インターネット(1Gbps以上)無料

3位

室内洗濯機置き場

インターネット無料

4位

独立洗面台

宅配ボックス

5位

温水洗浄便座

追い炊き機能

6位

追い炊き機能

システムキッチン

7位

インターネット無料

ガレージ

8位

エントランスのオートロック

エアコン(NEW)

9位

システムキッチン

都市ガス(NEW)

10位

宅配ボックス

24時間利用可能ごみ置き場(NEW)

出典:全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2025」(記事末に再掲)

デベロッパー様・賃貸管理会社様が押さえるべき「あると嬉しい設備」

 

定番の人気設備に加えて、物件の利便性や快適性を高める設備を導入することで、入居者様に選ばれやすい住環境づくりにつながります。

ここでは、入居者様の利便性と物件の付加価値を同時に高められる、注目の設備を6つの観点から紹介します。エアコン・照明・カーテン・スマートロックなど、複数の住宅設備や家電と連携できる設備については、スマートホームサービスと組み合わせることで、操作性や管理性の向上も期待できます。

▼あると嬉しい代表的な設備

・入退室管理(スマートロック・顔認証・遠隔解錠)

・来訪者対応(スマートインターフォン・宅配ボックス)

・室内環境制御(エアコン・照明の遠隔操作)

・セキュリティ監視(防犯カメラ)

・EV充電設備(EV充電器・充電予約・利用状況管理)

・高齢者・見守りサービス(見守りセンサー・緊急通報)

 

①入退室管理(スマートロック・顔認証・遠隔解錠)

スマートロックや顔認証システムを導入すると、入居者様は物理的な鍵を持たずに入退室できるようになります。

鍵の紛失や受け渡し、退去時の鍵交換といった管理側の手間も大幅に削減でき、入居者様・管理者双方にメリットがあります。

スマートホームサービスと連携させれば、外出先からの遠隔解錠やオートロックの状態確認もアプリひとつで完結します。

②来訪者対応(スマートインターフォン・宅配ボックス)

スマートインターフォンや宅配ボックスは、外出中でも来訪者対応や荷物の受け取りがしやすくなる設備です。

スマートインターフォンをアプリと連携させれば、外出先から来訪者の映像を確認して通話することも可能になります。宅配ボックスと組み合わせれば、不在時でも荷物を受け取れるため、日中不在になりがちな単身者・共働き世帯にとってニーズの高い設備といえます。

③室内環境制御(エアコン・照明の遠隔操作)

エアコンや照明をアプリで遠隔操作できると、帰宅前に室温を調整したり、外出先から消し忘れを確認・操作したりできます。

快適性が高まるだけでなく、消し忘れ防止による省エネや、在宅を装うことによる防犯面のメリットにもつながります。タイマー設定やGPS連動の自動操作にも対応できる点が、スマートホーム化された設備の強みです。

④セキュリティ監視(防犯カメラ)

共用部やエントランスに防犯カメラを設置することで、物件全体の防犯性を高められます。入居者様の安心感が向上するだけでなく、トラブルや不審者の抑止効果も期待できます。

スマートロックや顔認証システムと組み合わせて運用することで、より一体的なセキュリティ体制を構築できます。

⑤EV充電設備(EV充電器・充電予約・利用状況管理)

EV充電器は、EVを所有する入居者様にとって自宅で充電できる利便性を提供する設備です。充電予約や利用状況の管理機能を備えることで、複数台での共用もスムーズになります。

今後のEV普及を見据えた付加価値設備として、新築・大規模物件を中心に導入が広がりつつあります。

⑥高齢者・見守りサービス(見守りセンサー・緊急通報)

見守りセンサーや緊急通報システムは、高齢の入居者様やその家族に安心を提供する設備です。

室内の異常を検知して通知したり、緊急時に迅速な対応につなげたりすることで、高齢者でも安心して暮らせる住環境を整えられます。

超高齢社会を背景に、今後さらに需要が高まると見込まれる分野です。

超高齢社会を背景に、今後さらに需要が高まると見込まれる分野です。あわせて、高齢者が日常的に使う住宅設備や家電を扱いやすくすることも、住まいの安心感や利便性を高めるうえで重要になります。

総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」なら、特定のメーカーに依存せず、エアコン・照明・カーテン・給湯(追い炊き)・スマートロックなど、対応する住宅設備や家電をひとつのアプリでまとめて操作・管理できます。

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賃貸の設備選定時にはユーザー心理を理解することが重要

ランキング上位の設備が支持されるのには、明確な理由があります。なぜこれらの設備が人気なのかを入居者様の心理から掘り下げると、設備選定の本質が見えてきます。

人気設備の裏にある感情ニーズを理解することで、自社物件にとって本当に必要な設備を見極めやすくなります。

▼人気設備の裏にある2つの心理

・「安心・安全」を求める心理|防犯・見守りへのニーズ

・「面倒からの解放」を求める心理|手間の少ない暮らし

「安心・安全」を求める心理|防犯・見守りへのニーズ

オートロックやTVモニター付きインターホンが上位にランクインする根底には、入居者様の「安心して暮らしたい」という感情があります。

単身女性であれば不審者対策、子育て世帯であれば子どもの安全、高齢者であれば緊急時の備えと、属性によって不安の中身は異なります。

人気設備は、こうした多様な「安心したい」という気持ちに応えているからこそ選ばれているのです。

「面倒からの解放」を求める心理|手間の少ない暮らし

宅配ボックスや追い炊き機能、高速インターネットが人気を集めるのは、入居者様が「日々の手間やストレスを減らしたい」と感じているからです。

再配達の待ち時間、通信速度の遅さ、細かな家事の負担といった小さなストレスを解消する設備は、暮らしの満足度を大きく左右します。

人気設備の多くは、この「面倒からの解放」というニーズに応える存在だといえます。

これからは「設備の数」より「暮らしの質」で選ばれる

人気設備を一通り揃える流れの先にあるのは、「その設備によってどんな体験・安心・快適が得られるか」で選ばれる時代です。

設備の数を競うのではなく、入居者様の暮らしの質をどれだけ高められるかが、物件の価値を決める基準になりつつあります。

だからこそ、次に重要になるのが「暮らしの質を実現するための設備選定」であり、ここで陥りがちな失敗を避けることが、選ばれる物件づくりの鍵となります。

賃貸設備の導入で失敗しないためのポイント

前章で触れた通り、これからの賃貸物件は「暮らしの質」で選ばれます。人気設備という土台を入れただけでは競合と差がつかず、家賃も上げられない——これは多くのデベロッパー様や賃貸管理会社様が直面する課題です。

その土台の価値を「暮らしの質」として最大化するのが設備選定であり、ここには陥りがちな失敗が3つあります。順に確認していきましょう。

▼設備選定で押さえるべき3つのポイント

・ポイント①|入居者ターゲットに合った設備を選ぶ

・ポイント②|エリア特性・競合物件を踏まえて判断する

・ポイント③|長期的な管理・運用負担も考慮する

ポイント①|入居者ターゲットに合った設備を選ぶ

学生・単身社会人・ファミリーなど、ターゲットによって求める設備は大きく異なります。まずは物件のターゲット属性を明確にし、そのニーズに合わせて設備の優先順位を整理することが基本です。

ただし、ターゲット層が変化・多様化していく物件では、後から足し引きしにくいハード設備の選定は難しくなります。

後から機能を調整・追加できるスマートホーム設備であれば、ターゲットの変化にも柔軟に対応でき、設備選定の柔軟性という観点で担保できます。

ポイント②|エリア特性・競合物件を踏まえて判断する

同じ設備でも、エリアによって差別化になるケースと、すでに標準的な設備になっているケースがあります。周辺の競合物件がどのような設備を備えているかを確認したうえで、導入を検討することが重要です。

人気設備は競合もすでに導入済みのことが多く、「人気設備は入れたが差がつかない」という状況に陥りがちです。

同じ設備であっても、スマートホームで連携・制御できることが、競合と同じ設備でも体験価値で差をつける最後の一手になります。

ポイント③|長期的な管理・運用負担も考慮する

ポイント①の柔軟性、ポイント②の差別化を実現する設備ほど、導入後の設定変更・問い合わせ対応・故障対応といった運用業務が発生します。

運用負担が大きいと、便利な設備でも現場で定着せず、せっかくの付加価値が活きません。

だからこそ、機能面だけでなく、長期的に運用しやすいサポート体制まで含めて選ぶことが、暮らしの質を持続させる鍵となります。

「HOMETACT(ホームタクト)」は365日対応(10〜21時)・有人対応の専用窓口で入居者対応を代行し、攻めの設備価値を運用面から下支えします。

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賃貸に人気設備を導入した事例

ここでは、実際にスマートホーム設備「HOMETACT」を導入し、入居者価値と物件価値の向上を実現した賃貸物件の事例を紹介します。

具体的には京阪電鉄不動産が手がける大規模賃貸タワーレジデンス「THE TOWER HIRAKATA」(大阪府枚方市・総戸数202戸・地上29階建て)に、関西の賃貸マンションとして初めて「HOMETACT」が全戸標準採用された事例です。

1つのアプリでエアコン・給湯リモコンなどの住宅設備を操作できることに加え、ライナフのスマートロックやDXYZの顔認証システム「FreeiD」と連携させることで、入居者様の利便性と物件価値の向上につながっていると評価されています。

導入の背景には、アプリ1つで多様な機器を操作できる拡張性への評価がありました。すでにHOMETACTを採用した他物件での賃料上昇の実績が社内の説得材料となり、新築の大規模物件において、スマートホームによる付加価値が物件全体の競争力を高めた事例といえます。

関連記事:HOMETACT導入事例(THE TOWER HIRAKATA) https://hometact.biz/cases/hirakata

まとめ|人気設備は「土台」、その価値を最大化するのがスマートホーム

本記事では、最新調査をもとにした賃貸の人気設備ランキングから、注目のスマートホーム設備、設備選定で失敗しないポイント、そして実際の導入事例までを解説しました。要点を整理すると、次のとおりです。

  1. 必須設備の1位は単身者・ファミリーともにエアコン。付加価値設備では高速インターネット(1Gbps以上)無料やエントランスのオートロックが上位を占める
  2. 人気設備の背景には「安心・安全」「面倒からの解放」という入居者心理があり、これからは設備の数より暮らしの質で選ばれる
  3. 設備
  4. 選定では、ターゲット適合・競合との差別化・長期的な運用負担の3点を押さえることが失敗回避の鍵となる
  5. スマートホーム設備は、これらの課題を一括で解決し、入居者価値と物件価値を同時に高められる

人気設備という「土台」を入れたうえで、その価値を「暮らしの質」として最大化することが、これからの選ばれる物件づくりには欠かせません。設備選定にお悩みの際は、拡張性・差別化・運用のしやすさを兼ね備えたスマートホームの導入を、選択肢のひとつとしてぜひご検討ください。

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◆参考データ

全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2025」(必須設備編) 

全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2025」(家賃アップ編) 

HOMETACT 総合スマートホームサービス導入事例一覧