(左:野崎氏、右:小原氏)
まさに「即断即決」だった。投資用不動産を手掛ける株式会社エイペストは、東京・大手町の「HOMETACT」体験ショールーム「playground大手町」で実際に体験した直後に、本格的な物件導入を決めた。マンション入居者の体験価値(利便性や安心のセキュリティ)と、事業者の運用価値(365日対応のカスタマーサービス)。今回のインタビューでは同社取締役営業本部長の野崎氏から、導入を決めた経緯や導入後に実感した「HOMETACT」の魅力、今後の取り組みに対する期待などを語っていただいた。対談をさせていただいたのは「HOMETACT」の導入支援を担当する三菱地所の小原。
今回の対談者
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野崎 長視:株式会社エイペスト 取締役営業本部長
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小原 直也:三菱地所株式会社 住宅業務企画部 副主事
驚きの早さで物件導入 より質の高いスマートホームを求めて
―エイペストさまと「HOMETACT」の出会いを教えてください。
野崎:弊社は「不動産オーナーによる、不動産オーナーのためのアセットマネジメント」を掲げ、投資用不動産の開発や管理を行っています。入居率の維持向上と、マンションの物件価値最大化は常に追求しています。弊社の代表が3年ほど前、他社スマートホームの本格導入を決めました。スマートホームの良さを実感していたものの、課題も感じていました。より品質の高いサービスを探している時に「HOMETACT」を知り、大手町のショールームを見学しました。
小原:ショールームのご来場は、2023年10月ですね。「HOMETACT」をご案内してから、物件に導入する意思決定までのスピード感に、私たちも驚きました。
野崎:社員全員で2つのグループに分かれ、ショールームを見学しました。2024年度には、計4棟の物件で「HOMETACT」を導入しました※。2025年度も4棟での導入が決定しており、さらに今後の物件でも導入を予定しています。
※導入時のプレスリリース:https://hometact.biz/news/20240828
入居者・事業者にとっても安心 365日対応のカスタマーサービス
―即断即決で「HOMETACT」を導入した理由を教えてください。
野崎:1つのアプリでメーカー問わず、幅広い家電や住宅設備をまとめて操作できる点に惹かれました。対応デバイスが豊富ですよね。さらに、年中無休365日サポート体制のカスタマーサービスにも魅力を感じました。弊社は不動産の開発・販売にとどまらず、管理も行っています。当然ですが、土日祝日でも不具合は起きますので、入居者対応が発生します。「HOMETACT」は、平日だけでなく、年中無休で入居者の一時対応を行ってもらえる点が、他社と「HOMETACT」の違いの一つでした。導入後における管理業務効率化の見通しが立ち、即断即決しない理由がなかったです。
小原:「HOMETACT」のカスタマーサービスは、入居者・物件オーナー・管理会社の3者にメリットがあると考えており、他社より手厚いサポートを重視しています。「HOMETACT」は、家電や住宅設備のメーカーが異なっていても、1つのアプリで操作できる点が大きな強みです。エイペストさんにその点をご評価いただけたことで、私達としても大きな自信につながりました。
導入フェーズから運用まで「併走」 事業者・設計者・施工者への説明を行う導入支援が充実
野崎:「HOMETACT」の導入を決めた物件では、設計事務所やゼネコンとの調整までご対応いただけたので、現場での進行が非常にスムーズでした。現場で戸惑うこともなく、事業者としても負担が少なく導入できたと感じています。
小原:導入支援は、カスタマーサクセスの観点から特に重視している部分です。設計事務所やゼネコンの中には、スマートホームを初めて扱う会社も多く、従来の建築工事との違いを分かりやすくお伝えすることが不可欠です。そのため、事業者様にすべてをお任せするのではなく、当社の導入支援担当が直接説明を行い、スムーズなお引渡しにつなげるよう努めています。
スマートホームが新たな生活インフラになる時代へ 需要の高まりを実感
―今後、スマートホームはどう発展していくと思われますか?
野崎:「HOMETACT」は建物が完成してからの後付けも可能ですが、弊社の場合はマンション建築中の段階から導入を行い、「HOMETACTが標準設備」というスタイルで打ち出しました。マンション設備としてアピールできること自体が「HOMETACT」の魅力です。入居者は20代後半から40代がメインで、スマートホームへの反応は良かったですね。「HOMETACT」への需要は高く、こういう便利な暮らしが求められる時代が来ていると感じます。実際に、時期を同じくしてスマートホームに興味を持ち、当社に追随して同様の仕組みを導入するデベロッパーもいます。近い将来、スマートホーム付き物件が当たり前になると思っています。
小原:私たちが目指している未来は、野崎さんがおっしゃっている世界観と一致しています。スマートホームは生活インフラとして当たり前のものとして標準化し、より便利で快適な暮らしを支える役割を果たしたいと考えています。大事にしているのは、入居者目線でも、事業者目線でも選ばれるサービスです。物件管理運営の面でも、弊社グループで培ったノウハウを活かせることは、特長の1つです。
野崎:もう1つ、「HOMETACT」と出会えて良かったと感じているのは、新たな物件オーナー様にもショールームを一緒に案内してもらえるところです。私たちは建築が終わったら、物件をオーナー様にお譲りします。その際、三菱地所の担当者がショールームで「HOMETACT」の機能や運用を丁寧に説明してくださるので、オーナー様の満足度向上にもつながっています。「三菱地所」という企業ブランドにも、信頼や安心感がありますね。
小原:ご案内すると、皆さんがサービス内容に驚かれています。特に「メーカーを横断して1つのアプリで操作できる」と「365日対応のサポート」です。オーナー様や管理会社様から強い関心をいただいています。
野崎:不動産関係者の中には、仕事を通じてスマートホームの良さを知って自宅に導入している人もいます。奥さんの誕生日に、スマートホームをプレゼントしたという話も聞きました。
小原:スマートホームを贈る時代が来たのですね。仕事をきっかけに便利性を体感し、ご自宅に導入されるケースは実際に増えています。
セキュリティ面でもメリット 女性や高齢者も安心
―マンションの入居者目線で、「HOMETACT」の良さを感じるのはどのような点ですか?
野崎:弊社の物件の入居者は一人暮らしの女性も多いです。セキュリティ面も重視されるので、オートロックだけではなく、「HOMETACT」の機能を説明すると安心してもらえます。「HOMETACT」は仕事や旅行など外出先から部屋の電気を付けたり、カーテンを開けたり閉めたりできるため、不在であることを察知されるのを防ぐことができます。外出先から部屋のエアコンを付けたり、お風呂を沸かしたりする利便性に加えて、安全面でも入居者は「HOMETACT」のメリットを感じられます。若いご夫婦が「HOMETACT」が導入されたマンションを親御さんの居住用に契約されたケースもありました。夫婦がアプリから室内温度を調節したり、親御さんの安否を確認したりできるところが契約の決め手になったそうです。できすぎた話に聞こえるかもしれませんが、全て実話ですよ。
小原:まさに、私たちが想定していたユースケースです。今後は顔認証などのソリューションを強化し、マンションの専有部と共用部の連携とスマート化を一層進めます。イニシャルコストとランニングコストの双方を抑制しつつ、安心・安全・利便性を高められるよう、サービスを継続的に磨き込み、連携機器も順次拡充していきます。
野崎:安心・安全は生活のベースとなる部分。女性や高齢者の一人暮らし、お子さんが小さいファミリー層を中心に需要が高まっていくと感じます。投資用不動産のオーナーも、防犯面を含めた安全性の高い物件を求めています。
想像を超えるワクワクを実現 「HOMETACT」の進化に期待
―「HOMETACT」は業界全体をけん引してスマートホームの普及させていく使命感を持っています。今後、期待したいことはありますか?
野崎:期待しかないですね。私は不動産に携わって22年になりますが、5年前、10年前に「HOMETACT」がつくり出す世界を全く想像していませんでした。次の一手も、私たちの想像を超えてくると楽しみにしています。そのワクワク感を共有したいので、これからもご一緒したいですね。
小原:私たちは、不動産管理業のDX徹底し、効率性と安全性を両立させたいという思いがあります。物理鍵に依存せずに管理会社が物件を管理・運用できることは、近い将来に実現したいテーマです。事業スキームのデジタル化には引き続き伴走し、エイペストさんとは是非GX(グリーン・トランスフォーメーション)でも、ご一緒したいと考えております。一次エネルギー消費の削減による環境負荷低減と、高付加価値マンションの両立を、ぜひ共同で実現していきたいですね。
野崎:ぜひ、一緒にやりましょう!弊社の代表は不動産業界の常識に縛られず、新しいものを積極的に取り入れていくタイプです。弊社のアイデアや企画と相性が良いと思います。「HOMETACT」の導入に限らず、新しいアセットタイプを一緒に企画し、創っていくような取り組みで業界に新しい風を吹かせたいですね!
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